長く続く商いとは、
企業、そこで働く人、世の中、みんなに
喜びをもたらすものだと思います。

福利物産株式会社 代表取締役社長

創業230年あまり。
地元尾道でずっと商いを続けてこられたのも、
時代の流れに合わせ柔軟に変化し続けてきたから。

福利物産が創業したのは、230年以上も昔に遡ります。
古文書によると、江戸時代中期、およそ230年以上も昔に前身でもある綿問屋、「福光ヤ」の記述があり、これをもとに、創業は天明六年としています。弊社はそんな遥か昔から、この尾道の地の利をいかし、ここで商いをしてきました。

振り返れば、時代の流れに応じてビジネスを変化させ、挑戦し続けた歴史でもあり、その時代その時代に応じて、ある意味で脱皮しながら今日に至ります。習慣や常識にとらわれない時流を見据えた判断、柔軟な発想は、商いを続けていくためにいつの時代も必要なのではないか、と私たちは考えます。
三方良し(売り手良し、買い手良し、世間良し=売り手と買い手がともに満足し、社会貢献ができる商いがいいという近江商人の教え)プラス、社員も良し、要は社員も満足して、みんなが幸せだ、という世界をつくるのが商いの使命であり、お互いに利益や喜びをもたらすことが永続的な商売を続ける秘訣じゃないか、と。

変わらないのは、おいしさ、安全。
そしてお客様の喜びが
自らの喜び、会社の喜び。

創業以来、変化し続けてきた福利物産ですが、変わらなかったものがあります。それは、「食」に対するこだわり。食は「おいしい」ということが原点だ、という考え方です。また、「食」の安全が改めて問われていますが、本来、「安全」は食の基本の基本ですので、言うまでもなく安全でないものをお客様が口にするようなことがあってはなりません。ほかほかの炊きたてのごはんに福利の味付ちりめん、それを一緒に口に運ぶ・・・ああ幸せ。そのおいしさと幸せの裏には小さなちりめんにかける徹底した職人のこだわりと情熱があります。
福利物産はこれからもそんな幸せのために安全でおいしいもの、地元に根差して、地元尾道から新しい食を発信し続けたいですね。

老舗であっても、オープンな雰囲気。
新人もベテランも社長も、
普通の会話を大切に。

会社における社長の仕事、それは、社内の雰囲気をよくすることではないか、と私は考えています。新人もベテランも社長も関係なく、オープンに話しやすい雰囲気が福利物産の自慢です。アットホームで明るく働きやすい環境づくりはもちろんのこと、ここで働いていてよかった、という満足感や達成感が得られるような、一人ひとりの社員の充実感こそが会社を支えていると…。そして、常に変化を厭わない我々ですから、極端な話、例えばお菓子メーカーになっていても不思議ではありません。
守ることより「創る」こと。未来を新しく創るのは、過去や歴史ではなく、「これから」なのです。そのため社員同士の会話、意見を言いやすい雰囲気づくりを大切にしています。

地の利をいかし、ここで勝負する。
地元で暮らしつつ
広く世の中に喜ばれる仕事。

会社が個人を教育する、というよりも、大切なのは一人ひとりのこうなりたい、こうありたい、そういった願望やビジョンだと思います。
刻々と変化する状況にあっても、その「核」となるものさえあれば乗り越えられると自身を信じ、自分の道を切り開いてほしい。その一人ひとりの夢や喜びが、会社の夢、周りの人々の喜びと重なることこそが仕事をする上で一番幸せなことなのではないか、と考えています。
そんな福利物産と地元尾道を盛り上げながら、共に歩んでくださる方とお会いできるのを楽しみにしています。

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