生産環境
「美味しい」ということは、食の原点。その美味しさの陰には、徹底した職人のこだわりと情熱があるのです。
「美味しくて安全」にこだわり、私たちはこれからも尾道から新しい食文化の創造を目指していきます。
素材へのこだわり
素材の良さを見抜く匠の目利き。
ちりめん漁の最盛期である5月末から7月、浜で水揚げされ、煮干し加工されたちりめんを筆頭に、四季折々の食材、穴子、いりこ、昆布やひじきなどの海藻類なども、続々と福利に運ばれてきます。
その中でも、「触って匂いを嗅げば大抵のことはわかる」という素材を知り尽くした匠の目で選び抜かれた食材だけが、福利物産の商品に加工されます。
吟味された素材と伝統の技が織りなす「おいしさ」。
ちりめんに使用している「伝統海塩」をはじめ、塩や醤油、山椒に至るまで福利のこだわりは「味」そのものにあります。
食材はもちろんのこと、すべての良質素材が織りなす味わい、それを紡ぎだす職人の技、すべてが揃ってはじめて、福利物産のおいしさになるのです。
匠のさじ加減。
ちりめんを醤油や砂糖などで煮込む場合は、工場内の大釜で専門の職人が付きっきりで炊き上げます。ちりめんに染み込んだ色は元には戻せないので、自然と職人の手にも力が入ります。ちょっとした炊き具合で、味が決まる。職人は経験と勘で炊きながら、仕上がり具合を確認します。
あえて人の手で。
味付したちりめんを最後に具材と混ぜ合わせます。
機械化も可能な作業ですが、ここはあえて人の手にこだわり、長年の経験と手作業で均一にムラなく混ぜ合わされた味付ちりめんは、まろやかでしっとりやさしい独特の風味と歯ごたえが自慢です。